6月22日 しらさぎステークス(G3) 予想レポート

レース概要

阪神芝1600m外回りで行われる重賞『しらさぎステークス』は、前身の米子S時代から前走掲示板外組の巻き返しが目立つ一戦。今年から重賞格上げとなりメンバーの層は厚くなったが、「阪神マイル×外回り×急坂」というコース形状は変わらず、中団より前でスムーズに運べる馬が依然優勢。人気面では上位人気が概ね強いが、ヒモ荒れ警戒のレースだ。

本レポートでは⎾1⏌ピークレート補正を加えたパフォーマンス指数(PerfIdx)⎾2⏌米子S傾向との合致度⎾3⏌今年⇔昨年の騎手勝率差を掛け合わせた調整スコアで有力馬をピックアップした。

有力馬レビュー

• 39.5ptマテンロウオリオン（横山典）
  【評価点】調整後指数トップ。阪神マイルは朝日杯ＦＳ２着実績でコース適性◎。横山典騎手は勝率を昨年から大幅に伸ばし勢い十分。　【懸念点】近走は差し届かずの惜敗続きで勝ち切れない。斤量据え置き57kgも楽ではない。　【総評】指数・騎手ともに高水準。展開が平均なら巻き返し濃厚で軸筆頭。
• 38.3ptニホンピロキーフ（幸）
  【評価点】前走６着で巻き返しパターンに合致。上がり性能高く直線勝負に強い。幸騎手の今年の勝率上昇もプラス。　【懸念点】スタートに課題があり位置取り次第で届かない恐れ。稍重以上で切れ半減。　【総評】条件がそろえば差し切りまで。馬場が悪化しなければ上位必至。
• 37.8ptダンツエラン（松若）
  【評価点】３歳牝馬で斤量51kgは魅力。前走オープンで0.2秒差と健闘し成長著しい。　【懸念点】キャリア５戦目で相手強化。松若騎手の勝率は横ばいで上積みは小。　【総評】軽量を活かし先行粘り込みを狙う。展開利があれば一発も。
• 37.6ptコレペティトール（井上）
  【評価点】調整後指数４位・斤量57kg据え置きで実力は互角。井上騎手の今年初重賞挑戦で勝率アップが魅力。　【懸念点】ピークレート取得は２年前で衰え懸念。持ち時計も平凡。　【総評】展開はまれば掲示板以上。ヒモ穴として押さえたい。
• 36.6ptチェルヴィニア（ルメール）
  【評価点】ハービンジャー系牝系で阪神外回り適性高い。ルメール騎手の安定感は群を抜く。指数自体も高位。　【懸念点】重賞昇格で相手強化、斤量57kgは牝馬には厳しい。勝率は昨年より下降気味。　【総評】地力十分で連軸候補だが頭までは微妙。
• 36.4ptデビットバローズ（松山）
  【評価点】前走掲示板外で巻き返し傾向◎。先行力がありスローなら押し切りも。松山騎手は勝率堅実。　【懸念点】近２走着順大敗でリズム悪い。道悪不得手。　【総評】展開次第で３着圏内。馬場状態とペースを見極めて取捨を。