ラジオNIKKEI賞 予想レポート 2025/6/29

レース概要

福島芝1800mで行われる３歳ハンデGⅢ。直線の短い小回りのため、３〜４コーナーでポジションを押し上げられる機動力と前目の脚質が好走パターン。
ハンデは54〜55kgが安定勢力だが、52kg以下や57kg以上は苦戦傾向。
枠は1〜3枠が優勢、外枠は減点。人気は毎年波乱含みで、６番人気以下も度々馬券圏に絡む。

有力馬考察

◎ フクノブルーレイク (牡3・57kg・松岡正海)

• 評価点：PeakRate111→調整後109.8、計算PerfIdx41.2と本線トップ。
• プラス材料：２枠２番の内目、先行力があり小回り適性高。調整後も状態○。
• 懸念点：57kgは過去複勝圏ゼロの重ハンデライン。松岡騎手の今季勝率3.2%と低めで上積み乏しい。
• 総評：指数は抜けており地力最上位。重ハンデと騎手成績をどう克服するかが鍵で連軸向き、１着固定はリスク。

○ ショウナンマクベス (牡3・54kg・津村明秀)

• 評価点：PerfIdx41.0でフクノに肉薄。斤量54kgは好走ゾーン。
• プラス材料：近２走で自己ベスト更新、PeakRate取得から56日と勢い十分。
• 懸念点：８枠14番の大外は2013年以降連対3頭のみ。津村騎手の平均勝率6.5%で過度な上積みなし。
• 総評：指数×斤量バランスは最良クラス。隊列次第で突き抜けも、外枠分のリスクを込みで対抗評価。

▲ バズアップビート (牡3・55kg・戸崎圭太)

• 評価点：指数計算は不可だが、55kgは勝率・複勝率とも最も信頼できる帯域。内回り得意で先行策見込。
• プラス材料：戸崎騎手の平均勝率16.6%は出走メンバー中トップクラス、騎手補正で大幅プラス。
• 懸念点：近４走いずれも上がり35秒台後半で切れ不足。54‑55kg想定ゾーンでも底力問われる馬場悪化はマイナス。
• 総評：騎手＋斤量＋枠順(7枠12番は微減点)を加味すれば馬券圏入り十分。３連系の厚めヒモで。

☆ モティスフォント (牡3・54kg・C.ルメール)

• 評価点：指数未算出も、ルメール騎手平均勝率27.5%で大幅加点。54kgと先行脚質がコース傾向マッチ。
• プラス材料：父キズナ×母父キングカメハメハで欧州＋Kingmambo系血統が過去好相性。
• 懸念点：６枠９番と外寄り。追走に脚を使わされる展開になると不安。休み明け２戦目の上積みが鍵。
• 総評：騎手補正で指数上位級に換算でき、重賞未連対ながら一発の穴妙味。馬連・ワイド相手筆頭。

△ ビーオンザカバー (牡3・55kg・田辺裕信)

• 評価点：斤量55kg・４枠６番で条件面良。田辺騎手平均勝率7.4%は及第。
• プラス材料：中山1800m①‑③‑②と小回りで安定、逃げ／番手自在。
• 懸念点：近走マイル中心で1800mは３走ぶり。スタミナ面やや半信半疑。
• 総評：展開利を得られれば残り目十分。3着穴候補として押さえたい。